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2008年度医療生協学校が開催されました
(第182回 8月29日 )

 2008年度全国医療生協学校が、8月22日〜24日の3日間にわたり東京都内で開催されました。

「医療生協の戦略を学ぶ」と題して講演を行う藤谷事務局長
「医療生協の戦略を学ぶ」と題して講演を行う藤谷事務局長

 医療部会は、1989年に「(医療生協の)総代や班長をはじめとした組合員の学習制度として各生協が「生協学校」を開催するように呼びかけ」ました。同年から医療部会は、会員生協の要請に応えて「生協学校講師養成講座」を開催し、生協法の学習や生協学校運営要綱、医療生協運動などの講義を行いました。1991年から生協学校普及交流会に変更し、1993年に第1回生協学校(近畿学校)を開催、途中から「医療生協学校」と名称を変更し1998年まで開催していました。

 今回、「生協運動を深く理解し、「気づき」を通じてまちづくりの実践をつくりだすことを目的と」して、2008年度の医療生協学校が開催されました。内容は、以下の通りです。

 第1講座「改正生協法とICA協同組合原則」
 第2講座「ワークショップ まちづくりと医療生協」
 第3講座「医療生協の戦略を学ぶ」  
 第4講座「医療生協のブランドをつくる5つの取り組み」です。

私は「医療生協のブランドをつくる5つの取り組み」と題して講演を行いました
私は「医療生協のブランドをつくる5つの取り組み」と題して講演を行いました

 2日目に行われた第2講座は、リム・ボン立命館大学教授を講師に、ふれあい医療生協(東京都北区)に御協力頂き、東京の下町のフィールドワークを行いました。私は、3日目の第4講座の講師として参加しました。

 講演内容は、これまでに各地で講演した内容に全国の実践を追加して、できるだけホットな中味になるように工夫しました。特にこれまで内容が曖昧だった、「マイケアプランづくり」について、現在の到達点を紹介しました。

 医療部会の介護・福祉委員会では、「自分の生きてきた背景を踏まえ、『現在の自分を振り返り・意志や想いを反映させた未来の「自分らしい生き方」を創造する』ことを目的とし、自分の想いを記入することで、「自分らしい生き方」を客観的に見つめなおす。そのうえで、自分らしく生きていくための指標に」する目的で「自分らシート」を提案しています。

 「今までの自分をふりかえってみよう」として、家族構成、自分の性格、近所付合い、趣味や嗜好品、思い出深い出来事、よく通っていた場所、大事にしていたことなどを振り返る内容を記載します。

 「これからの自分を考えてみよう」として、自分らしい一番の姿(暮らし方)、要介護認定を受けたときの高齢期の姿(暮らし方)、高齢になっても大事にしたいこと・続けたいこと、リビングウィル時の希望、自分らしい生き方の環境などを記載し、医療生協の班会などで交流したり、家族や友人と交流することを目的としています。

 これらの内容はさらに検討し発展させる予定ですが、いずれにしても、自分の人生は自分で決める、自分らしい生き方を大事にする取り組みとして医療生協の中だけでなく、地域に広めていく取り組みに発展させたいと思います。


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