(第155回 5月16日 )
5月12日〜13日の2日間、東京都内で2008年度医療部会総会が行われました。
2007年度のまとめと2008年度の方針を提案する藤谷事務局長 はじめに、高橋運営委員長が開会挨拶を行いました。「ミャンマーのサイクロン被災、多数の死者・被災者が出ていると伝えられている。保健協同組合があるが、連絡はつかない。被災前から現地でボランティア活動を行っている「世界の医療団」(メデゥサン・デュ・モンド)での協力を行いたい。憲法9条を守る取り組みが前進し、9条世界大会は3万人を超える参加で成功した。「読売」の世論調査でも、憲法改正反対派が賛成派を上回った。9条を守る運動をさらに広めよう。後期高齢者医療制度は中止・白紙撤回へ、反対運動を強めよう。高齢者が長生きしてよかったといえる社会作りを。2008年度は医療費の大幅削減の始まる年。地域の協同の力で食い止める。キーワードは、貧困、平和、環境。新自由主義の元で、世界中で、人々の命とくらしが脅かされている。これを打ち破るのが医療生協である」と述べました。
総会へのメッセージは、WHO神戸センター、ILO駐日事務所、世界の医療団、日本ユニセフ協会、JICA(独立行政法人国際協力機構 青年海外協力隊)、ストップ結核パートナーシップ日本、日本看護協会をはじめ、多数の団体から寄せられ、ICA(国際協同組合同盟)からのメッセージが朗読されました。
1日目は、第1号議案「2007年度のまとめと、2008年の方針」が藤谷事務局長から提案されました。第1号議案の補足報告として、①医療生協のブランドをつくる5つのとりくみを私が報告し、②300万組合員をめざす組合員ふやしと支部づくりを成瀬・組織委員長が行いました。第2号議案は決算・予算で、斎藤・経営委員長が報告しました。
特別報告として、「健康をつくる。平和をつくる。」新たな全国組織の設立で、日本を憲法9条・25条が輝く希望社会に!〜未来を拓く「思い」をかたちに〜を、藤谷事務局長が行いました。
2日目は、日本生協連の品川専務のあいさつがあり、中国産冷凍ギョーザ事件で、コープ商品だけでなく生協への信頼感を傷つけたことについてお詫びがありました。また、改正生協法で員外利用や県域規制の緩和、医療・福祉事業が書き込まれるなど、大きな変更があり、それに対する対応についての報告がありました。その後、活発な討論が行われ、満場一致で方針(案)が採択されました。
次回から、報告内容や討議内容について報告します。
注:高橋運営委員長と品川専務のあいさつ内容は、私のメモを元にした記述ですので、文責は私にあります。 |