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医療生協は、ミャンマー・サイクロン被害での「世界の医療団」の活動を支援します
(第153回 5月9日 )

 ロイター通信によれば、「ミャンマーでイラワジ川下流地域を3日襲った大型サイクロンによる被害が拡大し、同国軍事政権は6日、死者数が約2万2500人、行方不明者が約4万1000人に達したと発表」(6日 ヤンゴン発)しました。また、ミャンマー駐在のシャリ・ビラロサ米国代理大使は7日「死者数が10万人を超える可能性があるとの見方を示した」(7日 ワシントン発)と報道しています。

 軍事政権の救援活動には遅れがあり、多くの国民が食糧や生活物資、医薬品が不足していると思われ、ヤンゴンで活動する「世界の医療団」チームは、「住民は飲料水の入手が困難で、電気も切断された状態にある。特に首都近郊の被災者への支援は非常に困難な状態にある」と報告しています。

 世界の医療団(メデゥサン・デュ・モンド)は、「世界各地に医療・保健衛生分野の専門ボランティアを派遣し、人道医療支援に取り組む国際NGO」で、日本生協連医療部会は2006年度から交流を深めている団体です。

 ミャンマーは軍事政権で、入国や援助物資の送付が困難であり、「カチン州や首都ヤンゴンで薬物常用者やセックスワーカーに向けてHIV/エイズのプロジェクトを実施し、派遣ボランティアと現地スタッフ、医師、看護師、教育者などからなる60人余りのチームを結成し」既に活動している、「世界の医療団」の活動を支援するのが、現時点では最も有効な支援活動だと思われます。

 日本生協連医療部会は、7月末までの期間、医療生協の事業所を中心に、募金活動を行う予定です。集められたお金は、世界の医療団の活動に生かすされるように準備中です。

 医療部会はこれまでもスマトラ沖地震・インド洋大津波による被害に対し、スリランカの医療生協病院に医療物資を届け、医師を派遣しました。ジャワ島沖地震では、募金活動を行いILO(国際労働機関)駐日事務所(所在地:渋谷区神宮前、国連大学内)を通じて、「ILOジャワ島中部地震復興活動支援・ジョグジャカルタ州バンツール地区シドムルヨ村診療施設の再建等プロジェクト」に贈った経緯があります。今回もこういった経験に学び、期間を区切り、具体的な活動について支援を呼びかけるものです。

 

以下のHPを参考にしてください。

http://www.mdm.or.jp/news/news_detail.php?id=199
http://www.jhca.coop/topics/post_7.html
http://www.jhca.coop/topics/070301_01.html


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