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保険医協会主催の診療報酬改定検討会が開催されました
(第145回 3月28日 )

 香川県保険医協会主催の「医科新点数検討会」が、3月27日(木)15時から丸亀会場、18時から高松会場で開催され、2会場合わせて200名近い方が参加しました。講師は、梶・副理事長、西山理事と私です。高松会場では三木理事長が開会挨拶等をおこないました。私は、2つの会場で計2時間弱ストップウォッチを見ながら喋ったので、結構疲れました。

 テキストは、全国保険医団体連合会発行の「点数改定表のポイント 2008年4月」です。この間、16日(日)に「ポイント」の編集会議、20日(木)に検討会議を開いて準備をしてきました。以前は会議のたびに東京まで出向いていましたが、最近は「コーラスライン」を利用して、保険医協会の事務所で行うようになりましたから、大分楽になりました。

 2年に1回の診療報酬改定は、2月中旬に中医協(中央社会保険医療協議会)で答申が行われ大枠が確定します。3月初めに「告示」が出され細かな点が発表されますが、この時点でも詳細はわかりません。因みに今回の「告示」は全部合わせてA4で700ページを超える内容でした。その後、「通知」「事務連絡」が出され、詳細が判明するのは3月下旬です。

 今回も2月13日に中医協答申、3月5日に「告示」、3月12日と19日に「通知」等が出され、最終的に「ポイント」の印刷物が手元に届いたのは25日(火)でしたから、講師をつとめる方も大変です。

 厚労省の文章は大変解りにくいのが特徴で、結局どう解釈するのか解らない事が多く、その状態で検討会の講師をしないといけないので余計にストレスがたまります。今後、Q&A(厚労省への質問に対する回答)が出される予定ですが、2年前に比べテンポが遅いのが気掛かりです。結局、困るのは我々現場の医療従事者で、最終的には患者・国民が被害を被ることになるのですが。

 

注1:全国保険医団体連合会と香川県保険医協会のアドレスです

http://hodanren.doc-net.or.jp/
http://kagawahik.com/

注2:コーラスラインは、NTTの電話会議サービスのことです。多地点の電話回線を結んで会話ができます。ミュージカルではありません(笑)。

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