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 日本生協連・医療部会発行の、「虹のネットワーク」 2008 年2月号のコラム「社会派 しんさつ室」に掲載された文章を転載します。

「東京宣言」から環境問題を考える
(第138回 2月29日 )

 2007年10月に、医療部会創立50周年記念事業の一環として、日本生協連主催で第3回国際保健協同組合フォーラムが開催されました。その中で、「東京宣言」が採択されました。

 その内容は、医療部会のホームページに掲載されていますが、5つの課題を設定し、今後5年間「それぞれの国と地域で目標と活動計画を作成してとりくみを進め、世界の人々の健康と幸福に寄与すること」とし、2012年に予定されている第4回フォーラムで成果を確認することになりました。

 第一は「貧困を原因とする健康破壊とたたかうこと」、第二は「平和を追求する課題」、第三は「環境問題にとりくむこと」、第四は「健康なまちづくりにとりくむこと」、第五は「保健協同組合の事業と運動を支える人材の育成と交流」です。

 このうち三番目の環境問題については、個々の単協の取り組みはあるものの、医療部会として全国的な取り組みという点では弱かったと思います。「東京宣言」では、「温室効果ガスなどの排出による地球温暖化は、世界中で異常気象をもたらし、農業や漁業に大きな被害を与え、人々の暮らしを脅かしています。世界の保健協同組合は、2005年の「京都議定書」の精神を尊重し、それぞれ目標を持って環境問題にとりくみます」、と述べています。

 この点では購買生協の方が一歩進んでいるように思えます。スーパーのレジ袋を減らすためのマイバッグ運動が典型ですが、香川県でも瀬戸内海の島の森林が火事で消失した時に、購買生協が「島に緑を取り戻そう」と運動を始めました。学ぶ点が多いのではないでしょうか。

 来年度方針の討議の中で、環境を大事にするという観点で、「私にもできること」を取り組んでいく必要があると思います。


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