協同組合 香川合同計算センター 速報に「社長の健康シリーズ」を連載しています。2008年1月号に掲載したものを編集しました。
(第132回 2月8日 )
前回、慢性化したストレスは「身体症状化」すると書きました。具体的にはどんな風にして現われるのでしょうか?
ふだんは何ともないのですが、電車やエレベーターに乗ると急に胸がどきどきして息苦しくなり、時には過呼吸(呼吸回数が早くなり、自分でコントロールできなくなる)に陥ることもあります。これが「パニック障害」です
何となく身体がだるく、手足がしびれる、病院にいって検査を受けるがどこにも異常はない。しかし、心配なので別の病院で検査を受けるがやはり異常がない。そのうち、「あの医者のいうことは信用できない」と、どんどん心配ごとが増えてくる。これが「心気症」です。
ガスをきちんと消したのか心配、電燈のスイッチはちゃんと消したか、ドアのカギもかけ忘れたような気がしてきてだんだん心配になってくる。几帳面、こだわりが強い人に多いパターンですが、度を過ぎると病的なものになります。これが「強迫性障害」です。
アルコールを止められない、買い物をしないと我慢できない、過食、ギャンブルなどの「依存症」も増えています。
責任ある立場になって張り切って仕事をしている人が、だんだん寝つきが悪くなる。朝起きた時が一番身体がつらく、動くのもおっくうになるが、夕方になるとだんだん元気になった感じがする。これは「うつ病」の初期症状で「仮面うつ病」とよばれます。
思い当たる症状がある場合は、「心療内科」の医師に相談する必要があります。
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