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 日本生協連・医療部会発行の、「虹のネットワーク」 2008 年1月号のコラム「社会派 しんさつ室」に掲載された文章を転載します。

1月26日公開の松竹映画「母べえ」鑑賞を医療生協は推進しています
(第126回 1月18日 )

 医療部会は創立 50 周年記念事業として、 1 月 26 日からロードショーが始まる松竹映画「母べえ(かあべえ)」の鑑賞運動に取り組んでいます。「母べえ」は、山田洋次監督、吉永小百合主演の作品で、きびしい時代にひたむきに生きた家族の物語を描いたものです。

 舞台は 1940 年(昭和 15 年)、民政党の斎藤隆夫議員が「一度戦争がおこれば、徹頭徹尾、力の争い強弱の争いで、東洋永遠の平和だとか聖戦だとかといっても、空虚な偽善である」という政府批判演説を行ったところ、陸軍が「反軍演説」であるとして政治問題となり、除名されるという事件がおきました。

 その後、近衛首相は「新体制の確立」を訴え政党は解散、隣組・町内会などの整備が行われ、秋には大政翼賛会が設立され、日本は太平洋戦争に突入していくことになります。

 山田洋次監督は「ちゃぶ台や縁側やお茶の間があった時代、親子が抱き合うようにしてくらしていた時代の物語です。お茶の間の向こうに、ぼんぼん時計が時を告げているその向こうに大きな歴史が見えて来る、戦争が浮かび上がって来る。お茶の間を通して戦争を描いた作品」であると語っています。

 「健康をつくる。平和をつくる。」医療生協はこの運動を通じて、(1)平和活動の一環として取り組み、家族のいのちと平和を考える機会にする、(2)50 周年記念事業の一環として組合員・職員の文化活動の支援を行う、(3)地域の人々にチケットを普及し医療生協の活動を知らせることを重点課題として取り組みます。

 全国で 3 万人の鑑賞運動を行い、 2008 年度の活動につなげていきたいと思います。


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