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2007年のまとめです。2008年もよろしく
(第122回 12月28日 )

 2007 年もそろそろ終わり、新しい年を迎えようとしていますが「師走」という感じがしません。寒さがそれほど厳しくないせいかもしれません。

 昨年9月から、週2回の更新(最初の1ヵ月は助走で週1でしたが)を続けてきて、ほぼ実行できました。

 今年は講演やレクチャーなどがとりわけ多い年でした。昨年 6 月に自民党・公明党の賛成多数で成立した「医療改革関連法」が具体化されたため、その都度レジュメを変更しました。まとまった時間をとって話したのが、数えてみると5回ありました。最後は、医療だけでなく、介護保険や国民保険の問題や生活保護の問題もと注文があり、調べれば調べるほど、国民の力で戦後積み上げて来た日本の社会保障制度が切り崩されて行く姿がよく理解できました。 2008 年は、国民の側からの「反転攻勢」の年にしたいものです。

 2 つめは、 6 月にベトナム・ハイフォン市での「医療生協セミナー」への参加、 10 月にシンガポールで開催されたICA(国際協同組合同盟)総会とIHCO(国際保健協同組合協議会)総会への出席で、それに続いて東京で行われた第 3 回国際保健協同組合フォーラムへの参加です。世界の舞台で日本の医療生協運動をどう伝えるかという事に取り組んだ年でした。それにしても、日本の医療制度は大変複雑です。歴史的な背景があるにしても、もう少し、だれの目から見てもわかる制度にしていくための提言も行っていかなければいけないと思います。

 3つ目は、「医療生協の患者の権利章典」の実践を軸にして「患者の権利」の講演の機会が増えました。内部の学習会を含め7回行い、その成果を「生活協同組合研究」(生協総合研究所)誌の 2007 年 12 月号に発表しました。来年は第 7 回「医療生協の患者の権利章典・医療生協の介護 実践交流会」で基調報告を行います。

 その他、ISO9001の認定更新、くるみんマークの取得など、も特徴的な活動だったと思います。

 2008 年は後期高齢者医療制度、特定健診の開始、診療報酬改定など、重要な課題が目白押しです。引き続き、医療・介護・保健を軸にして、情報発信を続けていきたいと思います。

 今年は本号で終了、 2008 年は 1 月 8 日開始です。それではよいお年を。

 

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