協同組合 香川合同計算センター 速報に「社長の健康シリーズ」を連載しています。2007年8月号に掲載したものを編集しました。
(第97回 9月25日 )
「労働者の疲労蓄積度チェックリスト」の続きです。最近1ヵ月間の勤務の状態については、以下の7項目について、2段階から3段階に分けた回答で評価します。
・1ヵ月の時間外労働: |
ない又は適当、多い、非常に多い |
・予定の変更や突然の仕事など不規則な勤務: |
少ないか、多い |
・拘束時間や時差など出張に伴う負担: |
ない又は小さい、大きい |
・深夜勤務に伴う負担: |
ない又は小さい、大きい、非常に大きい |
・休憩・仮眠の時間数及び施設: |
適切である、不適切である |
・仕事についての精神的負担: |
小さい、大きい、非常に大きい |
・肉体的作業や寒冷・暑熱など仕事についての身体的負担: |
小さい、大きい、非常に大きい |
総合的な判断ですから、評価の基準はあくまで自分にとってどうかということです。同じ夜勤であっても、つらく感じる人もいれば、平気な人もいます。労働条件が同一であっても身体的・精神的な影響は異なります。
長時間労働が問題になって来るのは、時間外・休日労働(休憩時間を除き週 40 時間を超える労働)が1月 100 時間を超え、疲労の蓄積が認められる場合です。これは厚生労働省の基準ですが、現実問題として自営業者の場合はこれを守るのが困難というのが実態でしょう。
しかし、自分の身を守るための基準として、労働時間と自覚症状チェックは必要ではないでしょうか。倒れる前に早目に休む、休み方は色々工夫をしてみる、というのが現実的な対応だと思います。
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