あなたにもあげたい 笑顔 健康
TOPヘ 香川医療生活協同組合

 日本 生協連・医療部会発行の、「虹のネットワーク」 2007 年5月号のコラム「社会派 しんさつ室」に掲載された文章を転載します。

元気の基本は『すやすや☆もぐもぐ☆わいわい!』
(第67回 6月8日 )

 厚生労働省の研究班が小児の内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)の診断基準を検討している、という報道がありました。子供の頃からの生活習慣が成人になって内臓脂肪症候群を招く可能性が高いために、基準が検討されている訳です。

 さて、医療部会では 2 月に、「医療生協のこどもの健康づくり〜げんきなこどもでいっぱいの地域をつくろう」という文書を発表しました。

 昨年発行したリーフレット「元気の基本は『すやすや☆もぐもぐ☆わいわい! 乳幼児期の生活リズム−眠って・食べて・遊んで−』」では、乳幼児の「元気」は、よく眠れ、食欲もあり、機嫌がよいのが乳幼児の元気の証拠で、「ねる」「食べる」「遊ぶ」の3つの柱を軸に生活リズムを「元気型」に変えようとよびかけました。

 いま、保育園や幼稚園で、アレルギー、すぐに疲れたという、保育中にじっとしていない、背中がグニャと姿勢が不良、転んでも防御反応として手が出ないなど、子どもの体の様子について心配する声があがっています。

 「地域まるごと健康づくり」を目指す医療生協に、幼児期からの健康づくりに対する取り組みが求められています。

 地域のこどもの現状と実態をつかむ、親子が集える場と機会をつくる、生活リズム−「運動(遊び)」と「食」についてとりくむ、医療生協の企画に親子で参加できる企画をつくるなどが重要です。

 また、「こどもの健康づくりサポーター」や「子育てボランティア」の養成にも取り組みましょう。小児科のない医療生協でも、組合員さんの中には、現役の保育士や教員などの資格者やOBも含めれば多数の協力者がいるはずです。地域のさまざまな力を引き出す取り組みの中で、組合員を増やすことも可能です。「子育て」をキーワードにした取り組みを重視しましょう。
 

関連項目へ “飛来峰”バックナンバー

TOPへ 香川医療生活協同組合