（第64回　5月29日 ）

　5 月 27 日（日）に、高松市内で、医療生活協同組合たかまつの総会と、香川医療生活協同組合の総代会が開催されました。

　午前中に行われた医療生協たかまつの総会に来賓として参加し、挨拶を行いました。医療生協たかまつは、医療法人・香川勤労者医療福祉会が、 2007 年 1 月に生協法人設立総会を開催、香川県の認可を受け 4 月から、香川県で 2 番目の医療生協として事業を開始しました。

注：組合員が 1,000 人未満のため組合員の過半数の参加を必要とする総会を開く必要があります。 http://www.jhca.coop/topics/070312_01.html

　午後から開催された香川医療生協の総代会で、以下の内容で開会挨拶を行いました。

総代会で開会挨拶をおこないました

　「午前中に医療生協たかまつの第 1 回総会が開催されました。香川県で 2 番目の医療生協が誕生し、健康づくりの運動を行う仲間として拍手で迎えたいと思います。

　5 月 14 − 15 日に医療部会総会が開催されました。地域の思いを協同の力で『かたち』に変える、第 4 次 5 ヵ年計画 (2007 年度〜 2011 年度 ) を採択し、早急に 300 万組合員を達成し 400 万の峰に近づくことを決めました。

　この総会の最中に、自民党・公明党が、憲法 9 条を変える改憲手続きを決める「国民投票法案」を強行採決しました事に、大きな怒りを感じています。国民の過半数といわず、大多数が 9 条を守る運動づくりに力を入れたいと思います。

　さて、この 6 月からは住民税の大増税が始まります。 2008 年度からは、 75 才以上の後期高齢者全てから保険料を取る後期高齢者制度が始まります。月額 1 万 5 千円を超える年金があれば天引きになります。保険料が払えない、病院にかかれない人が増えて来る恐れがあります。こんな時こそ医療生協の出番だと思います。困った人の相談相手として、医療生協の支部や班が活動する時です。

　2008 年からは「特定健診」制度が開始されます。メタボリック・シンドロームにのみ焦点を絞った内容になります。この 4 月に健康日本 21 の「中間報告」が出されました。多くの項目で開始時より悪化しています。国が目標を決めて、国の思い通りにしていく事で国民の健康が守れるでしょうか？住民の自覚的な努力と取り組みで、生活をつくりかえ、自らの健康を守り地域を変えて行く、この点でも医療生協の出番と言えます。

　この秋までに、香川医療生協と医療生協たかまつの組合員を合わせ、県民 1 割に見合う組合員数として劇団前進座による「赤ひげ」公演を成功させたいと思います。この 1 年間、皆さんと力を合わせて頑張っていきたいと思います」

　医療生協たかまつの田中眞治理事長から、来賓の挨拶（大要）がありました。