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「フィッシュ!」で行こう
(第35回 2月2日)

 「FISH!」(早川書房,2000年刊)という本をご存知でしょうか?アメリカ合州国の東海岸、ワシントン州シアトルにあるパイク・プレイス・マーケット内にある魚市場を舞台にした物語です。日本語の副題は「鮮度100%ぴちぴちオフィスのつくり方」で、元々は企業内研修用ビデオで、マクドナルド社、サウスウエスト航空、ノキアなど世界中の4000社が導入して成果を出している、と言われています。

 このビデオはクリステンセンさんらが作成したものですが、この内容を元にランディンさん、ポールさんとクリステンセンさんの3人が仕立てた物語が本書です。

 主人公は、大手金融機関に勤めるメアリー・ジェーンという子育て中の女性です。実力を評価されマネージャーとして配属された部署は、「ごみ溜め」と呼ばれる活気のない所でした。魚市場を参考にし、この部署を会社一の成績をあげる部署に変えて行くまでを綴った、一種のサクセスストーリーです。

 フィッシュ哲学には、4つの法則があります。

 態度を選ぶ
  仕事そのものは選べなくても、どんな態度を選ぶかは自分で選べる。仕事をするとき、どんな人間になりたいか?
 遊ぶ
  仕事をしながら楽しみ、それがエネルギーになる。どうすればもっと楽しみ、エネルギーを作り出せるか?
 人を喜ばせる
  お客と一緒に楽しむ。お客を参加させることで活気と和気藹々とした雰囲気をつくりだす。お客とは誰か?どうすれば楽しませることができるか?
 注意を向ける
  自分たちとお客に注意を向ける。注意を向けると、相手に思いやりを持つことができる

 日本生協連・医療部会は、サービスの質の向上や、活気があり展望のある職場作りに有用な考え方だと捉え、全国に広めて行く事を検討しています。

 2月14日〜16日に大阪で開催される下期単協代表者会議で、就職理由の中に「フィッシュをやっているから」という看護師もいる、東京慈恵会医科大学付属病院の大水副看護部長に学習講演をお願いしています。講演をきいての感想は後日報告します。


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