第913回:2017年度医療福祉生協連トップセミナーが開催され、開会あいさつを行いました

9月5日から7日の3日間、大阪市内で2017年度医療福祉生協連トップセミナーが開催され、事務局含め約150名が参加しました。

私は、開会あいさつを行いました。以下、大要を紹介します。

全国からお集まりの皆さん、こんにちは。開会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。

会場の全景です。東久保専務が基調報告を行っています

北朝鮮が、国際社会が強く自制を求める中で、8月29日のミサイル発射に続き、9月3日には、核実験を強行しました。国連安保理決議、日朝平壌宣言などにも違反するものです。また、本年7月に、国連加盟国の3分の2が賛成し成立した「核兵器禁止条約」にも反するものです。強く抗議をしたいと思います。4日に、抗議の会長声明をだしておりますので、ホームページをご覧ください。

平和の問題では、ドイツの国際平和団体「国際平和ビューロー」が、2017年のショーン・マクブライト平和賞を、辺野古の新基地建設に反対する非暴力的な取り組みが評価され、「オール沖縄会議」に授与することを決定しました。力に頼らない、平和な取り組みが今求められているのではないでしょうか。

10月28~29日に沖縄で開催される第31回日本高齢者大会に、私は中央実行委員長として参加をいたしますが、「平和をつくる。」運動を、さらに大きく広げていきたいと思います。

さて、2018年4月は、医療の診療報酬、介護報酬、そして障害福祉サービスの、トリプル同時改定が行われます。私たちの事業に大きな影響を及ぼすものですが、しっかり準備を行っていく必要があります。制度変更に対する受け身の対応ではなく、医療福祉生協ならではの、安心して地域で暮らし続けることのできる、「医療福祉生協の地域包括ケア」の実践を広げていこうではありませんか。

6月の総会方針学習会で学んだ「フレイル予防」は、医療福祉生協のこれまでの実践に自信と確信を持てたのではないでしょうか。人生100年の時代、50歳を過ぎたら、後半の人生、という提起もありました。となれば、私は後半の人生の義務教育がちょうど終わるころでありますけれど、「健康をつくる。平和をつくる。いのち輝く社会をつくる。」という理念を改めて広めていきたいと思います。

通信教育が始まっていますが、連合会の事業にも結集頂き、片手にcomcom、片手にブックレットを持って、全国の経験を学び、学習し、事業と運動を広げていきましょう。

最後に、この秋、生協強化月間の中で、ぜひ300万組合員を達成し、次の私のあいさつでは、必ずその報告ができるように、切にお願い申し上げまして、開会あいさつといたします。