第826回:医療福祉生協連の2016年度トップセミナーが開催されました

9月6日から8日の3日間、福島県郡山市内で「日本医療福祉生協連 2016年度トップセミナー」が開催され、開会あいさつを述べました。以下、その大要です。

4月の熊本地震、そして、この間連続して上陸した台風の被害にあわれた皆さんに、心からお見舞いを申し上げます。

東久保代表理事専務理事の基調報告です

東久保代表理事専務理事の基調報告です

今年度のトップセミナーは、東日本大震災・福島第一原発事故の発生から5年を経過した被災地の復興の現状と課題を学ぶという意味を込めて、福島県での開催といたしました。

本日、午前中には、被災地の現地視察を行いました。また、明日は、浜通り医療生協の顧問の伊東さんから、「東日本大震災・原発事故 現状と課題」と題した学習講演を予定しております。改めて、東日本大震災と原発事故について考え、被災地に寄り添う3日間にしていきたいと思います。

さて、本セミナーでは、2つの目的があります。ひとつは、今後20年程度の将来を見据え、社会の動向を学び、医療福祉生協の将来展望を描く機会とすることです。

もう一つは「2016年度下期から次年度に向けてとりくむべき戦略課題を明らかにする」ことです。それぞれの目的にふさわしい多彩な講師の皆さまにお話をいただきます。ぜひ、実りのある議論を深めていただければと思います。

最後に、本日のセミナーに、8月1日に医療福祉生協連に新たに加入した長崎県にあります「福祉生活協同組合いきいきコープ」の方が参加していらっしゃいます。ここでご紹介させていただきます。

2020年ビジョンの中で、あるべき姿は「すべての都道府県に医療福祉生協が誕生」しているとしました。一歩近づくことができたと思います。

それでは、3日間の積極的な討論と交流の経験を持ち帰って頂き、医療・介護・健康づくりの事業と運動をさらに進め、地域まるごと健康づくりを皆さんの生協で一層広げて頂きますよう、お願い申し上げて、開会の挨拶といたします。